[2009年05月03日]

まぶた重き仏を見たり深き春

細見綾子(1907~97)

深き春が春の季語。春深し、春闌(はるたけなわ)、春闌(はるた)けるなども同意の季語です。
今日は憲法記念日。政治経済の動きにまぶたも重くなる思いですね。
桜の花も散り、葉桜の季節にさしかかるころです。まわりの木々も緑の色を濃くして、いよいよ春が深まったという印象を受けます。
どこかに詠嘆の気分があり、時の移ろい行く早さが実感されます。
この句は、そのような時に仏様を見る機会があって、そのお顔のまぶたが重く感じたと作者は言っています。たしかに春がこれでおしまいになるような思いがしますね。
作者よさ・ぶそんの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・高速道路は、車でいっぱい、渋滞のオンパレード。

投稿者 m-staff : 2009年05月03日 08:20

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