[2009年05月08日]

花著莪やくらきをたどる吉野びと

原 裕(1930~99)

花著莪(はなしゃが)が夏の季語。胡蝶花、姫著莪も同意の季語です。
むかし、鎌倉の切通しで見た著莪の花に、静御前の美しく儚(はかな)い一生をふと感じました。
花著莪は、山野の日陰に群生しているアヤメ科の常緑多年草。剣状の葉は鮮やかな緑色で光沢があります。花は白色でアヤメに似ていますが小形で紫斑があって中心は黄色です。
この句は、暗い吉野の山道を辿っている山人の目に著莪の花が浮かんでいますね。
作者はら・ゆたかの紹介は、2006年4月4日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花・上巻」、創元社、2004年刊)
・台風の影響でしょうか、天気が悪いですね。昨日の横須賀線の故障は憤懣やるかたない人が多いのではないしょうか。

投稿者 m-staff : 2009年05月08日 09:22

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