[2009年05月25日]

さびしをりほそみかるみや紅の花

加藤三七子(1925~2005)

紅の花が夏の季語。紅粉花・紅藍花(べにばな)、末摘花(すえつむはな)、紅畑なども同意の季語です。
いま、我が家の厠には、紅花の切花が置かれています。
最上川流域の尾花沢が名産地です。次の芭蕉の句で有名です。
行く末は誰が肌ふれむ紅の花   芭蕉
紅の原料として女性が思われる花となります。また、和歌の世界では、末摘花としての恋の歌がうたわれています。紅とうよりも黄のつよい印象の花です。
この句は、女性らしい目線で紅の花を見ています。さびしい折の所在無さを愛らしい紅花に託して、誰かひとを待っているようですね。
作者かとう・みなこの紹介は、2005年4月12日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花・下巻」、創元社、2008年刊)
・昨日はマンション管理組合の定期集会(企業で言えば株主総会)、無事終了。2年任期の理事長を退任しました。爽快な気分です。

投稿者 m-staff : 2009年05月25日 08:52

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