[2009年05月26日]

やはらかな紙につつまれ枇杷のあり

篠原 梵(1910~75)

枇杷(びわ)が夏の季語。枇杷の実も同意の季語です。
枇杷の花は、冬の季語。冬のさなかに、ひっそりと咲いているのは風情があります。
さて、枇杷の果実は、球の形で少し細長く、黄色で毛が生えていて中に黒い核があり、皮をむいて食べますが、甘くて水分が多く、楽しさも格別です。
この句は、明るく、夢があり、食べておいしい枇杷の見たそのままを句にしています。白い和紙に包まれている枇杷の存在をとても貴重に感じている作者の思い入れをうれしく思います。
作者しのはら・ぼんの紹介は、2006年2月2日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・ベランダから見える富士見小学校は、運動会の練習で毎日、先生が拡声器で怒鳴っています。

投稿者 m-staff : 2009年05月26日 09:40

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