[2009年05月27日]

顔入れて馬も涼しや花卯木

前田普羅(1884~1954)

花卯木(はなうつぎ)が夏の季語。卯の花、空木の花、垣根草、更紗うつぎ、潮見草なども同意の季語です。
唱歌に「卯の花のにほふ垣根に、ほととぎす早も来鳴きて」がありますね。
ユキノシタ科の落葉低木。高さは2mほどで、日本全土の山野にあります。5月下旬に白い五弁の花を枝先につけます。いかにも初夏らしい花です。万葉集にも登場して、ふるくから庭や垣根などに植えられてきました。
この句は、花卯木に馬が顔を入れてひひんと鳴いていて、涼しそうに見えるという情景が眼に見えるようです。「涼し」は、夏の季語でもありますよ。
作者まえだ・ふらの紹介は、2005年2月5日を参照。
(出典:青柳志解樹編著「俳句の花・上巻」、創元社、2004年刊)
・新緑が目に沁みるようですね。

投稿者 m-staff : 2009年05月27日 09:46

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