[2009年05月30日]

人の世の歳月もまた明易し

下村梅子

明易しが夏の季語。短夜、明け早し、明け急ぐも同意の季語です。
夜明けが早くなりましたね。横須賀の日の出は4時31分。小鳥たちのうるさいこと。新聞配達のお兄さんの足音は4時ごろです。
俳句の上では、物理的な夜の短さではなく、まだ眠りの足らないうちにいつしか外が白んでゆくような何かやるせない気分を表しています。
この句は、みごとにその心象風景を句に仕上げていますね。言われてみれば人の世は、移り変わりの激しいことが多いものです。陶淵明に「歳月ひとを待たず」という詩句があります。
作者しもむら・うめこの紹介は、2006年12月3日を参照。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮文庫、2005年刊)
・昨年は6月2日に入梅。今年はどうでしょうね。天気が揺れています。

投稿者 m-staff : 2009年05月30日 09:21

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