[2009年06月02日]

帆走すくらげの海をひきしぼり

百合山羽公(1904~91)

くらげが夏の季語。水母、海月、鰹の烏帽子も同意の季語です。
くらげは、気持ちが悪いものですが、どこか愛嬌がありますね。
以前見た横浜港の山下公園の海に、ゆらゆらぶよぶよと住んでいます。傘を開いたり閉じたりするようにして海中を浮遊しています。くらげを海の月とするのは、海面ぽっかりと浮かんでいる様子を月に見立てたことによります。
この句は、くらげが浮かんでいる海に一隻の船がかっこよく波を蹴立てて進む情景が浮かんできます。「ひきしぼり」がなかなか浮かんできませんね。
今日は、横浜開港記念日。1859(安政6)年6月、徳川幕府は神奈川・長崎・函館を開港し、露仏英蘭米5カ国との自由貿易を許可した日です。時の将軍は家茂。
作者ゆりやま・うこうの紹介は、2005年12月17日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2009年06月02日 09:33

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