[2009年06月08日]

七時まだ日の落ちきらず柿若葉

久保田万太郎(1889~1963)

柿若葉が夏の季語。
この句の前書きは、次の通り。戦後すぐの東京郊外の様子が分かります。
「某日、小田急線“柿生”というところにて下車。…河上徹太郎君を訪ねんとてなり」1949(昭和24)年。
柿若葉は、若葉の中でもとくに艶やかにして、見ているだけで元気になるから不思議ですね。
いかにもこの季節らしい生気に溢れた木の姿をしています。また、この時期は、太陽がなかなか落ちずに、午後7時になってもあたりは明るい様子をしているのが分かりますね。
作者くぼた・まんたろうの紹介は、2005年1月6日を参照。
(出典:久保田万太郎著「全句集」、中央公論社、1986年刊)

投稿者 m-staff : 2009年06月08日 08:54

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