[2009年06月16日]

昼顔や流浪はわれにゆるされず

鈴木真砂女(1906~2003)

昼顔が夏の季語。ひるがお(旋花、鼓子花)も同意の季語です。
道端や野原など、どこにでも顔を出しています。夏の初めに朝顔を小さくしたような昼顔は、うすい赤い花を咲かせます。日が昇ると開き、日が終わるとしぼみます。どこにでもたくさん咲いていますので親しまれています。
若いときに駆け落ちの経験がある作者の経歴を知れば知るほどこの句の意味が深まります。
同じ作者に次の句があります。
昼顔にひと日けだるき波の音    真砂女
昼顔は、日常と読めばうなずけます。
作者すずき・まさじょの紹介は、2005年1月16日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2009年06月16日 09:48

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