[2009年06月22日]

宿浴衣着馴れぬさまに結ぶ紐

稲畑汀子

宿浴衣(やどゆかた)が夏の季語。浴衣、湯帷子(ゆかたびら)、古浴衣、初浴衣、貸し浴衣、白浴衣、踊り浴衣、藍浴衣など同意に多数の季語あり。
今年はまだ見ていませんが、浴衣の季節になりましたね。
「浴衣」という文字からどう考えても「ゆかた」という音は出てきません。浴衣の語源は、湯帷子にあります。帷子とは裏地をつけない布のことをいいます。この帷子に対し、湯帷子は入浴のときに身をぬぐうことからきました。
この句は、旅館の浴衣が慣れなく、紐がこんがらがっていらいらしている様子をおかしく捉えています。
作者いなはた・ていこの紹介は、2005年3月20日を参照。
(出典:「新季寄せ」蝸牛社、1995年刊)

投稿者 m-staff : 2009年06月22日 09:34

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