[2009年06月24日]

老鶯や泪たまれば啼きにけり

三橋鷹女(1899~1972)

老鶯(ろうおう)が夏の季語。夏つばめ、老鶯(おいうぐいす)、残鶯も同意の季語です。
裏の武山は、標高200メートルの低山ですが、このところ元気に鶯が鳴いています。
老鶯といっても、年老いた鶯のことではなく、8月末まで鳴いている山地の鶯のことです。鶯は山麓から山頂までひろく住んでいますから夏の終わりまで鳴いています。どこかしら風情がありますね。
この句は、老いのほうに比重を置いていますので、このようないささかセンチに、泪(なみだ)をためているように鶯を見ています。
作者みつはし・たかじょの紹介は、2005年2月26日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)

投稿者 m-staff : 2009年06月24日 10:00

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