[2009年07月22日]

風鈴の空は荒星ばかりかな

芝 不器男(1903~30)

風鈴が夏の季語。風鈴売りも同意の季語です。
近頃は、風鈴の音をあまり聞かなくなりましたね。夏に、下町を散策したときは、一戸に一個の風鈴の音がしておりました。時代は変ったのですね。
風鈴には、ガラス、金属、陶などで作った空洞の鐘かつぼのような形の中に舌が入っていて、舌のところから短冊を吊るして音を出します。
この句の「荒星」は、木枯らしの吹くころに強い光を放つ冬の星のことです。夏になぜ冬の星のことと思いますが、若くして亡くなった作者のこの世への惜別とみました。風鈴の音がかなしく聞こえます。
作者しば・ふきおの紹介は、2005年5月24日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・この欄で麻生太郎氏が総理になったときに、ああこれで自民党最後の政権になると予想しました。そのとおりになりそうです。

投稿者 m-staff : 2009年07月22日 09:08

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