[2009年08月08日]

運河暗し秋暑捨つるべきところなく

大谷碧雲居(1885~1952)

秋暑(しゅうしょ)が秋の季語。残暑、残る暑さ、秋暑し、秋の暑さも同意の季語です。
秋になってからの暑さをいいます。立秋過ぎの暑さで涼しい時や日もあるので余計に暑さが応えます。
この句の運河はどこでしょうね。たしかに運河は暗い印象が強い場所です。こらえようもない秋の暑さをいったいどこへ捨てたらいいのか、作者ならずとも考えてしまいます。そこへ運河がまるで口を空けているように見えます。
作者おおたに・へきうんきょは、岡山県生まれ、東京美術学校を卒業し、新聞社に勤め、俳句は美術学校に在学中から「生命の俳句」を唱えていた渡辺水巴に師事し、戦後は故郷の津山市に住む。水巴没後に上京し、「曲水」を継承主宰しました。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今日は暑くなりそうです。全日、外出。

投稿者 m-staff : 2009年08月08日 07:51

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