[2009年09月04日]

秋草の思ひ思ひに淋しいぞ

島村 元(1893~1923)

秋草が秋の季語。秋の草、色草、千草、野の草なども同意の季語です。
秋に咲く優美な名のやさしい花の草を指しています。秋の七草はもちろん、その他の花も含みます。萩や薄などの七草のほかにさまざまな草全般がそれに当たります。
この句は、作者が秋草を見て感じた思いをストレートに表しています。
病床にある作者は、自らの境涯に合わせて、それぞれの秋に咲く草は、このあとに枯れて地に戻ってゆく様子を「淋しい」と断じています。胸に迫ってきますね。
作者しまむら・はじめは、外交官の父を持ち米国生まれ、大学在学中に高浜虚子に師事し、「ホトトギス」で10年間作句し、将来を嘱望されましたが、30歳で亡くなりました。「島村 元句集があります。
(出典:村上 護著「きょうの一句」、新潮文庫、2005年刊)
・イチローの内野安打をはらはらしながら見ています。

投稿者 m-staff : 2009年09月04日 10:01

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