[2009年10月01日]

十月の路上父の手つめたかり

三谷 昭(1911~78)

十月が秋の季語。
十月と聞けば、ちょっぴり身の引き締まるような気分になります。息子の名前に「十月」とつけたイラストレーターがいました。お会いしたことがありますが、いい人でしたね。戸井十月のお父さんです。
月の前半は、雨が降りやすい天気が続きますが、後半は天気のよい穏やかな気候が続きます。また、この時期は一雨ごとに秋の深まりを感じます。十月の末には野山が紅葉して、味覚の秋がやってきますね。
この句は、作者が父と手をつないで10月の路上を歩いていたときの冷たい父の手の感触を詩にしています。父に何があったのでしょうね。十月、路上。父の手、冷たいと並ぶと説明をするのが難しいのですが、響くものがあります。
作者みたに・あきらの紹介は、2007年3月29日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・サモア沖、スマトラ沖に大地震。環太平洋地域にある地震の巣に注意しなくてはなりません。

投稿者 m-staff : 2009年10月01日 09:20

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