[2009年10月08日]

更待の月荒涼と岬の果

宮下翠舟

更待(ふけまち)の月が秋の季語。二十日月、亥中(いなか)の月も同意の季語です。
3日の十五夜から今日まで1日も月を見られません。更待は、陰暦8月20日の月のこと。寝待月よりさらに45分ほど遅れて出る月のことで、ふけて待つという意味です。また、午後10時の亥(い)の刻に出る月という意味で亥中の月ともいいます。半ば欠けて下弦に近く、光も弱い月です。名月の名残もつきかけています。
寂しさがつのってきます。
この句は、荒涼とした岬(さき)の果てに、更待月がわずかに上っている様子が伝わってきます。寒々とした風景ですね。
今日は寒露。
作者みやした・すいしゅうの紹介は、2006年10月8日を参照。
(出典:「合本俳句歳時記・第三版」角川書店、2003年刊)
・台風18号が日本列島を縦断中。いま猛烈な風が吹いています。

投稿者 m-staff : 2009年10月08日 09:42

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