[2009年10月18日]

せんぶりの花を摘みたる旅の霧

佐野まもる(1901~84)

せんぶり(千振)の花が秋の季語。当薬、千振引く、当薬引くも同意の季語です。
千振は、漢方薬で有名な胃腸薬。野山に生え、リンドウ科の2年草。茎の先に、白色に紫色のすじのある花を数個つけます。花のころに根ごと摘み取って乾燥させ、煎じて飲むと胃痛によく効きます。千度振り出してもなお苦いことからこの名前がつきました。今では園芸品として鉢物で出回っています。
この句は見たままそのままを句に仕立てています。共感できますね。
同じ作者に次の句があります。
屋根の赤土せんぶり摘みが蟻めくよ   まもる
作者さの・まもるの紹介は、2006年7月6日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今朝は、三崎まで新車でドライブ。

投稿者 m-staff : 2009年10月18日 10:38

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