[2009年10月28日]

身に沁みていのちがあるといふばかり

小沢碧童(1881~1941)

身に沁むが秋の季語。身に入むも同意の季語です。
いよいよ秋が深まってきましたね。風の冷たさが身にしみわたるように思われます。身に沁むは、心理的に響きのある季語です。
俊成に次の歌があります。
夕されば野べの秋風身にしみて鴉鳴くなり深草の里
この句も秋風の冷たさ、秋のあわれ、人の世のあわれなどが重なって、自然と人生の寂しさが身内に伝わってきます。
そこでわたしも一句。
身に沁むや風のとりでの一騎塚   風伯
作者おざわ・へきどうの紹介は、2007年2月21日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・台風も去って、おだやかな日和ですね。

投稿者 m-staff : 2009年10月28日 09:49

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