[2009年10月29日]

うそ寒や障子の穴を覗く猫

富田木歩(1897~1923)

うそ寒が秋の季語。やや寒し、秋寒なども同意の季語です。
晩秋になってじっとしていると寒さを覚えますね。我慢のできない寒さではないのですが、身体にまといつくような寒さです。
やがて来る冬の寒さを感じて取り留めのない不安を身体が感じています。
この句は、障子の穴を覗いている猫が人間にかわってその不安を代弁しているかのようです。
作者とみた・もっぽの紹介は、2005年7月28日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・ヤンキースとフィリーズのワールドシリーズが始まりました。雨のニューヨークです。

投稿者 m-staff : 2009年10月29日 09:22

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