[2009年11月18日]

凩の夜の鏡中に沈みゆく

柴田白葉女(1906~84)

凩(こがらし)が冬の季語。木枯しも同意です。
今年の木枯し1号は、11月2日でした。
木枯しは、11月初旬から吹き始めます。木の葉を落とし、枯れ木にしてしまう強い風です。
この句は、女性ならではの目の付け所ですね。男性ではこうはいきません。大体が鏡を見るのは、ひげをそるときぐらいですから、鏡の中に沈んでゆくなんていう表現はできませんよ。
木枯しが吹く夜に一人で鏡に自分を映している姿を想像するといささか怖い感じがします。
作者しばた・はくようじょの紹介は、2005年10月9日を参照。
(出典:「合本現代俳句歳時記」角川春樹事務所、2004年刊)
・一雨ごとに寒くなって来ましたね。地平線に雲がへばりついています。

投稿者 m-staff : 2009年11月18日 09:38

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