[2009年11月20日]

冬薔薇やなにへともなき憤り

稲垣きくの(1906~87)

冬薔薇が冬の季語。冬薔薇(ふゆそうび)、寒薔薇(かんばら、かんそうび)も同意の季語です。
冬の薔薇のこと。薔薇は四季咲きで冬にも花を付けます。冬薔薇は、比較的寒さに強く、あたりが枯れていても花の開く様子はほかの季節に無い独特の風情があります。
11月28日は、田中先生の誕生日ですが、先生は薔薇が好きでしたね。お会いするといつも薔薇の手入れが大変です、とおっしゃっていました。
この句の作者の憤りは何でしょうね。生きてあれば「義憤」の人なのでしょう。正義や人道の行われないことへ怒っていたのでしょう。それが冬薔薇の潔さに反比例してきます。
作者いながき・きくのの紹介は、2006年6月8日を参照。
(出典:「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今日は、埼玉県の久喜の歯医者へ遠出。雪をかぶった富士山がくっきりと浮んでいます。

投稿者 m-staff : 2009年11月20日 09:56

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