[2009年12月05日]

北おろし一夜吹きても吹きたらず

福田甲子雄(1927~2005)

北おろしが冬の季語。空風、空つ風、北颪も同意の季語です。
いかにも風の音が聞こえるような感じですね。
冬の間に、山から吹き降ろす寒い北よりの風のことをいいます。12月になると晴れた日が続いていてもこの風が吹くようになります。空っ風は上州が有名ですが、作者の住んでいた甲州もこの限りではありません。
わたしの住んでいるところでは、裏の武山から冷たい風が吹き降ろしています。「山から小僧が下りてくる」と昔からいいますね。
同じ作者に次の句があります。
 男は耐へ女は喜ぶ北おろし   甲子雄
作者の紹介は、2006年2月5日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」2004年刊)

投稿者 m-staff : 2009年12月05日 11:25

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