[2009年12月07日]

ことごとく空に触れゐる冬木の葉

波多野爽波(1923~91)

冬木の葉が冬の季語。冬木、冬木影、冬木道、冬木宿も同意の季語です。
常緑樹も落葉樹も冬は一般に冬木と呼びます。俳句では落葉樹の方がよく詠まれますが、常緑樹も春や夏とは違った趣気がありますね。
一本の樹木もよいのですが木立の風景も捨てがたい印象があります。
この句は、冬木の葉が風にざわめいてあたかも空に触れているよう騒いでいると詠っています。新しい感覚の句に見えます。
作者の紹介は、2005年3月15日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊行)

投稿者 m-staff : 2009年12月07日 11:39

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2946