[2009年12月13日]

枯菊となりてののちの日数かな

安住 敦(1907~88)

枯菊が冬の季語。菊枯れるも同意の季語です。
秋に華やかであった菊の花が枯れてしおれて残骸をつけている様子を表した季語です。
菊は枯れていても花は散らずに、茎や葉もしおれていても、なお立っている姿は哀れさとともに、いささか風格を感じますね。
冬になっても咲き残る菊を残菊と呼びます。
この句は、「のちの日数」で枯菊となってもまだまだその姿を毅然として保っている風情を詠んでいます。
この作者に次の句があります。
あまつさへ枯菊に雨そそぎけり   敦
「あまつさへ」でいささか出口なしの感がありますね。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:平井昭敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・北風が強く寒いですね。

投稿者 m-staff : 2009年12月13日 10:28

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