[2009年12月19日]

わが山河いまひたすらに枯れゆくか

相馬遷子(1908~76)

枯るが冬の季語。冬枯れ、枯も同意の季語です。
辞世の句のようですね。
木も草も枯れ果てて、野も山も路傍や庭、川さえも枯れた景色になって荒涼たる風景が浮かんできます。枯れの眺めです。
人生に幾山河、はるばると生きてきて、作者はついにこのような光景に至ったかと思うと何かしらジーンときます。長い闘病の末お亡くなりになったと聞いています。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:平井昭敏編「現代の俳句」講談社文庫、1993年刊)
・12月4日、昔の上司が亡くなりました。高原友生氏84歳。合掌。
骨太の上司の逝きし師走かな   風伯

投稿者 m-staff : 2009年12月19日 09:48

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2959