[2009年12月24日]

雑炊もみちのくぶりにあはれなり

山口青邨(1892~1988)

雑炊が冬の季語。おじや、餅雑炊、牡蠣雑炊、芋雑炊、にら雑炊なども同意の季語です。
雑炊といえばこの句が代表とされています。
作者ご夫妻は岩手県の出身。陸奥を題材にした名句を多く作っています。
東京暮らしが長くなった作者は、陸奥の昔風な素朴な雑炊を作っています。雑炊が「あはれ」なのではなく、ふるさとの味をいつまでも忘れられない自分たちが「あはれ」なのです。
今日は、クリスマス・イブ。静かに過ごしたいものです。
作者やまぐち・せいそんの紹介は、2005年3月13日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊行)

投稿者 m-staff : 2009年12月24日 11:51

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