[2009年12月26日]

歳の市裏通りより入りけり

桂 信子(1914~2004)

歳の市が冬の季語。年の市、暮の市、節季市、暮市、歳末大売出し、師走の市なども同意の季語です。
正月用の品物を売る市のことで、前はアメ横、築地によく出かけました。
デフレを象徴しているかのように、格安の品物が店頭に並んでいます。しかし、消費者の財布の紐は固く、どこの商店も青息吐息です。どうにもなりませんね。
本来、神社仏閣に毎月立つ市が、年末、正月用品の市として特別格安で商品を提供して繁盛したのに合わせています。
この句は、表通りではなく裏通りからひっそりと歳の市を覗くという視点の新しさに惹かれました。
作者かつら・のぶこの紹介は、2005年6月4日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・首相になると根こそぎプライバシーをさらけ出されます。大変だ。

投稿者 m-staff : 2009年12月26日 10:01

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