[2009年12月28日]

真顔して御用納めの昼の酒

澤木欣一(1919~2001)

御用納めが冬の季語。御用仕舞、仕事納めも同意の季語です。
今日の午前中まで仕事をして、掃除をして、それから乾杯というのが官庁や会社の段取りでしょうね。ラッシュも今日で終わり、1月4日からの仕事始めになるのでしょうか。
わたしの場合もこのスケジュールで1年を終わったものでした。それにして昼酒は効きましたね。
この句は、勤め人の悲哀を「昼の酒」で表していて、共感をおぼえます。酒を飲んでいても「真顔」が崩れることはありません。早く普段の顔に戻りたいという欲求も見え隠れします。
作者さわき・きんいちの紹介は、2005年3月8日を参照。
(出典:平井昭敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2009年12月28日 10:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/2972