[2010年01月23日]

人も子をなせり天地も雪ふれり

野見山朱鳥(1917~70)

雪が冬の季語。小雪、深雪、六花(むつのはな)、雪の花、粉雪、積雪、根雪、細雪、雪月夜、雪国、雪明りなど多くの同意の季語があります。
雪がしんしんと降っています。人はそれを見て何を考えるのでしょうか。
「人も」「天地も」の「も」が決め手でしょう。妊娠して人は子供をつくり、雪は空から降ってくる。そのどちらも当たり前の普通のことです。しかし、作者は胸部疾患で若くして亡くなりました。病床でこのような句を作ろうとしているときの心境はいかばかりであったでしょうか。一場の芝居を見るように思いました。
作者のみやま・あすかの紹介は、2005年4月19日を参照。
(出典:清水哲男著「『家族の俳句』歳時記」、主婦の友、2003年刊)
・国会での予算委員会の鳩山さんの答弁を聞いていると、この人は「宇宙からの人」と思ってしまいます。不思議です。

投稿者 m-staff : 2010年01月23日 10:16

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://yasumasa.jp/nmt/mt-tb.cgi/3004