[2010年01月28日]

初不動田に荒縄の風吹いて

田村奎三

初不動が新年の季語。
1月28日、裏の武山不動尊は、毎年多くの参詣人でにぎわいます。今日は天気が崩れそうです。
不動尊は、その年初の縁日で、関東では千葉の成田不動尊が知られ、大阪では天満宮のかたわらにある不動尊が有名です。各地のお不動さんは多くの熱心な信者が集います。笹に麩菓子がついていて楽しいものです。
この句は、田圃に荒縄を飾ってその年の豊作を願っている様子がよくわかります。
作者たむら・けいぞうは、1925年岡山県笠岡市の生れ、戦前は鎌倉の高浜虚子のもとに教えを乞うために訪問。戦後は、「鶴」の同人として活躍、大阪在住のころは前衛俳人と交流。現在は笠岡市に戻り、「古志」同人。句集に「吉備」「猿愁」など。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊)

投稿者 m-staff : 2010年01月28日 10:20

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