[2010年02月04日]

鳩鳴いて烟の如き春に入る

夏目漱石(1867~1916)

春に入るが春の季語。立春、春立つ、春来る、春になる、
春に入る、春迎ふなども同意の季語です。
立春は、24節気のひとつで、暦の上で春になりました。近くの梅が咲き出しています。少し心が浮き立ち始めました。
所によってはまだまだ完全な冬の状態が続きます。寒の明けるのもこのころですが、寒明けは寒かった寒の終わりを喜ぶのに対して、立春はこれからの春を期待するわけで、気持ちは異なります。
この句は、「烟(けむり)の如き」がいいですね。いかにも春になったと言う気持ちにさせられます。鳩ののどかな鳴き声が聞こえてきそうです。
作者なつめ・そうせきの紹介は、2005年2月17日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・あとがきは未完となれり木の芽吹く   風伯
昨日の告別式での追悼句です。

投稿者 m-staff : 2010年02月04日 09:40

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