[2010年03月01日]

春蘭の風をいとひてひらきけり

安住 敦(1907~88)

春蘭が春の季語。ほくり、ほくろ、はくり、えくりなども同意の季語です。
さあ、3月です。バンクーバーオリンピックも終わり、野球の季節になりますね。メジャーリーグのオープン戦は、今日から始まります。
春蘭は、花弁に赤紫色の斑点があり、これをほくろになぞらえて、ほくり、ほくろ、はくり、えくりなどと呼ばれています。
雑木の多い山などに自生し、細長いみどりの葉から花茎が立ち、黄色を帯びた薄緑色の花を開きます。
この句の「いとひて」は、「厭う」のことで、いたわる、かばう、大事にするという意味です。春蘭に当たる風は、まるで花を大事にしているようにやさしく吹いていると詠っています。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:「日本大歳時記」講談社、1982年刊行)
・昨日はチリ地震の影響で津波警報のサイレンがにぎやかでした。

投稿者 m-staff : 2010年03月01日 10:23

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