[2010年03月15日]

恋猫と語る女は憎むべし

西東三鬼(1900~62)

恋猫が春の季語。猫の恋、猫の妻恋、猫の夫、猫の妻、浮かれ猫、戯れ猫、通ふ猫、猫の思ひ、猫さかる、猫の契り、春の猫、孕み猫など多数の同意の季語があります。
何とも凄まじい句ですね。言い得て妙です。この通り。異論はありませんけど、恋に一途なときの猫と本当に語ることができるのでしょうかね。ひっかかれそうです。
猫の交尾期は、年4回ありますが、特にうるさいのは春。発情期に入った猫は盛んに妻恋いをして鳴き始めます。夜昼関係なく、一匹のメスに数匹のオスが鳴き寄り、猫の妻を取り合って争い、わめき戦闘モードに突入します。作者ならずとも憎まれる季節です。
作者さいとう・さんきの紹介は、2005年1月18日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・大風で倒れた鎌倉鶴岡八幡宮の大銀杏の根元部分が植え替えられました。根付くどうか心配です。

投稿者 m-staff : 2010年03月15日 10:18

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