[2010年04月02日]

葱坊主あるひは蝶のあがりけり

安住 敦(1907~88)

葱坊主が春の季語。葱の花、葱の擬宝も同意の季語です。
散歩道のそばの葱畑の白い頭を並べている葱坊主にしばし見とれてしまいます。食用にする葱は花の咲くまでに収穫を済ませますが、種を取るものは畑に残しておきます。残されたものには、葉の間から茎が伸びて、先端に玉の形をした花のかたまりがつきます。見渡すと坊主頭が並んでいるようで興趣をそそられます。
この句の「あるひは」の使い方が情景をうまく捉えています。いいですね。
同じ作者に次の句があります。
葱坊主子を憂ふればきりもなし 敦
どなたも子供がどうしているかは、親であればいつも気がかりとなりますね。
作者あずみ・あつしの紹介は、2005年2月28日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・大荒れの天気、花見の人は大変ですね。

投稿者 m-staff : 2010年04月02日 10:20

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