[2010年04月06日]

さびしさや撞けばのどかな鐘の音

矢島渚男

のどか(長閑)が春の季語。のどけさ、のどけし、のどやか、のどらか、駘蕩(たいとう)なども同意の季語です。
長閑は、空が晴れて、のんびりとおだやかな春の一日を指していいます。天も地も人もこの世のすべてがゆったりとのびやかな感じですね。
「枕草子」に「三月三日はうらうらとのどかに照りたる」とあります。
この句の鐘を撞(つ)いたのは、どこの鐘でしょうか。作者の心情を鐘の音に託して、のどかな春の日に、却ってさびしくなってしまったようですね。
作者やしま・なぎさおの紹介は、2007年11月11日を参照。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・桜が散り始めました。そこへ雨が降ると地面は桜色になります。イチローも松井も西海岸でプレイボールです。

投稿者 m-staff : 2010年04月06日 10:00

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