[2010年04月15日]

花老いてやるせなければ枝垂れけり

山田みづえ

花が春の季語。花盛り、花の陰、花の雲、花明り、花の宿、花の寺なども同意の季語です。
古来、日本の詩歌の伝統から花は桜の花をいい、俳句においても花といえば桜の花を指します。いつのころか桜の花が、花の中の花を表すようになりました。花盛りといえば爛漫の光景を、花の雲といえば桜花を遠望した情緒をいいます。
この句は、桜の花がびっしりと咲いている老木の様子が「やるせない」状態で、あたかも枝垂(しだ)れていると喝破しています。花の重さが感じられますね。
ベランダから見える桜は「鬱金(うこん)」。まだ咲いています。
作者やまだ・みづえの紹介は、2005年2月12日を参照。
(出典:阿部誠文著「輝ける俳人たち」邑書林、1996年刊)
・天候不順で畑のキャベツがよく巻かれていません。

投稿者 m-staff : 2010年04月15日 10:04

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