[2010年04月17日]

海棠のよき窓あけて人住めり

及川 貞(1899~1993)

海棠(かいどう)が春の季語。花海棠、眠れる花、垂糸(はな)海棠、海紅など同意の季語です。
海棠といえばこの句をあげている歳時記が多く見られます。中国原産。中国では、唐の玄宗皇帝が楊貴妃に、まだ酔っているのかとたずね、楊貴妃は「海棠の睡りいまだ覚めず」と答えたという古事から「ねむれる花」と言われるようになりました。
海棠のほのかに紅い垂れた花は、まことに優美で、楊貴妃ならずと官女を連想させてくれます。この句のように住んでいる人の艶美を伝えてくれますね。
作者おいかわ・ていの紹介は、2005年8月22日を参照。
(出典:青柳志解樹編「俳句の花上巻」創元社、2008年刊)
・悪天候でも横浜で句会です。

投稿者 m-staff : 2010年04月17日 08:48

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