[2010年04月18日]

泣けぬ爺ばかりのベンチ八重桜

熊谷愛子

八重桜が春の季語。牡丹桜、奈良の八重桜も同意の季語です。
たしかに公園のベンチで所在無げに座っているのは男性のほうが多いようですね。
この句の「泣けぬ」というのは、やはり男性のほうが多いようです。男の生き方を象徴する句になっています。八重咲きの桜は、遅く花が開きます。大型で重々しく垂れ下がっていますね。花やつぼみを塩漬けにして祝いの席の桜湯に使われますね。
作者くまがい・あいこは、1923年石川県の生まれ、夫の熊谷静石は静岡市内で医院を経営。静岡県俳句協会会長を務めます。本人も女医で夫とともに加藤楸邨に師事し、「寒雷」の同人。1987年に「逢」を創刊主宰。句集に「火天」「水炎」などがあります。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・今日は晴れてちょっぴり寒く、富士山が見えます。

投稿者 m-staff : 2010年04月18日 09:45

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