[2010年04月24日]

いたどりや海のぞく貌はやく打つ

角川源義(1917~75)

いたどり(虎杖)が春の季語。さいたづま、深山いたどりも同意の季語です。
北海道の原野でいつもよく見かけていました。
タデ科の多年草。野原や道野辺のどこにでもあり、茂ると林のようになります。つんと出た芽は可愛らしく映ります。葉や茎に酸味があり、塩漬けや酢味噌和えにすると美味しい味がしました。若い茎の紅紫色の斑をトラの皮模様になぞらえて、中国では虎杖と呼びます。日本では、葉を血止めにするので「痛みどり」が転じて「いたどり」となり、これに虎杖の字を当てはめています。
この句は、海岸べりに群生している虎杖に雨の当たる姿をよく捉えていますね。
作者かどかわ・げんよしの紹介は、2005年3月24日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・今日は、ちょっぴり暖かい日になりそうです。

投稿者 m-staff : 2010年04月24日 09:40

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