[2010年06月08日]

なつかしきあやめの水の行方かな

高浜虚子(1874~1959)

あやめ(渓蓀)が夏の季語。花あやめも同意の季語です。
あやめといえばこの句ですね。まことに優雅にして格調高くあやめを詠っています。
あやめとかきつばた(杜若)は、あやめは野のもの、かきつばたは水中、水辺に咲いています。あやめはもともと「文目(あやめ)」の意味で、花蓋に網状の美しい文様が見られます。あやめは、全国の乾燥地に生育するので水辺の花菖蒲、杜若とは区別できます。
「いずれあやめかかきつばた」のように見分け方は、とても難しいところです。
和歌にいい歌があります。
ほととぎす鳴くやさ月のあやめ草 あやめも知らぬ恋もするかな 「古今和歌集」
作者たかはま・きょしの紹介は、2005年1月7日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2010年06月08日 10:21

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