[2010年06月09日]

雨つぶの雲より落つる杜若

飴山 實(1926~2000)

杜若(かきつばた)が夏の季語。燕子花(かきつばた)、かいつばた、かほ花、かほよ花なども同意の季語です。
杜若は、アヤメ科の多年草で5月から6月にかけて花の見ごろになります。
杜若は、花菖蒲より早く開花し、花も大きく花の中央に白く鮮やかな筋が入っています。池や川辺の湿地帯を好み、紫や白い花をつけます。愛知県では郷土の花に選んでいます。
この句は、6月のどんよりした空から雨粒が落ちてきたと思ったら杜若が清新な花を咲かせています。
和歌に次の歌があります。
うかれ女のうすき恋よりかきつばた うす紫に匂ひそめけむ 芥川龍之介
作者あめやま・みのるの紹介は、2007年6月27日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・日頃から見ることの少ない常用漢字表。年末から改定されて2136字となります。出版社の稼ぎ時。

投稿者 m-staff : 2010年06月09日 10:30

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