[2010年06月12日]

花南瓜雑居家族の飢深し

小池文子(1920~2001)

花南瓜が夏の季語。南瓜の花、とうなすの花も同意の季語です。
散歩道の畑は、南瓜の花の盛り。南瓜はウリ科の1年草。茎はつる状で地面を這い、巻きひげで何にでもからみます。大きな黄色の花が印象的。南瓜はカンボジアから来たと言われています。夏の間中つぎつぎと花を開き、夏らしい精気を感じさせてくれます。
この句は、戦後すぐの飢えに苦しむ雑居家族の一面をよく捉えています。菅首相の就任演説の中の「最小不幸社会の実現」というフレーズは、皮肉にも南瓜によく当てはまります。どの家でも戦後しばらくはお米が食べられなくて南瓜の雑炊で生活をしていましたよ。
作者こいけ・あやこの紹介は、2007年7月14日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・W杯サッカーが南アフリカで始まりました。時差7時間、さてどのようなドラマが生れるのでしょうね。

投稿者 m-staff : 2010年06月12日 09:31

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