[2010年06月13日]

苺つぶら幸福のみを追ひ来たり

殿村菟絲子(1909~2000)

苺が夏の季語。草苺、苺摘み、苺畑、覆盆子(いちご)なども同意の季語です。
三浦半島には、苺狩のできる農園がたくさんあります。
苺というのは、一般的にオランダ苺、西洋苺を指します。多年草で地を這っています。花は白色5弁の楚々とした印象ですが、苺は花を咲かせながら一方で果実を実らせます。花と果実が同居しています。温室栽培が主流となっていますが、それ以外で見かける花には野趣がありますね。
つぶらな苺を見ていると幸福だけを追い求めてきた人生なのに、どうして不幸なめぐり合わせになっているのか、と作者は慨嘆しているのがわかるようです。
作者とのむら・としこの紹介は、2005年6月6日を参照。
(出典:角川春樹編「合本現代俳句歳時記」、2004年刊)
・W杯サッカーでいささか寝不足。一瞬のすきでゴール。素晴しいプレイの連続です。

投稿者 m-staff : 2010年06月13日 10:23

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