[2010年06月14日]

母の年越えて蕗煮るうすみどり

細見綾子(1907~97)

蕗煮るが夏の季語。蕗、蕗の葉、蕗の広葉、伽羅蕗なども同意の季語です。
蕗は早春に土から花茎を出します。これが蕗の薹で、伸びて小さな白い花を咲かせます。花とは別に長い柄の大きな葉を出してよい香りなので食用にします。醤油で煮たものを伽羅蕗、あまく煮ることもあります。
作者は、長命で92歳まで現役でした。そのお母さんの年を越えて蕗を煮ていて人生を楽しんでいる様子がうかがえますね。
同じ作者に次の句があります。
蕗の筋よくとれたれば素直になる  綾子
面倒くさい蕗の筋を根気よく取っていれば、誰でも素直になりますね。
作者ほそみ・あやこの紹介は、2005年3月19日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・アフリカの笛、ブブゼラを長く聞いていると頭が痛くなります。

投稿者 m-staff : 2010年06月14日 09:59

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