[2010年06月15日]

ほととぎす啼くや湖水のささにごり

内藤丈草(1662~1704)

ほととぎす(時鳥、不如帰、子規)が夏の季語。初時鳥、山時鳥も同意の季語です。
時鳥は、昼夜を問わずにキョキョキョとつんざくような鋭い声で鳴きます。背面が暗灰色、腹部は白に黒色のしま模様があります。先日、西公園で姿は見えないのですが、その声をたしかに聞きました。
この句は、ゆったりとした琵琶湖のほとりで、湖水が少し、「ささ(些些)濁り」の状態の中で、時鳥がけたたましく鳴いているよ、と詠っています。静中に動ありですね。
作者ないとう・じょうそうは、尾張犬山藩士、江戸前期の俳人で別号は仏幻庵など。14歳で出仕し、26歳で官を辞しました。芭蕉に入門し、高雅洒脱の句を多く作りました。芭蕉没後は、膳所(ぜぜ)に仏幻庵を結び孤独のうちに生涯を終えました。
(出典:村上 護著「今朝の一句」講談社、1995年刊)
・今日は、60年安保で樺美智子さんが亡くなって50年目。そのときわたしは高校3年生。横須賀には米軍の海軍基地があり、原子力空母の寄港地。まさかのことが起きないように祈っております。サッカーW杯、日本はカメルーンに歴史的勝利。守り勝ち。

投稿者 m-staff : 2010年06月15日 09:52

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