[2010年06月27日]

白扇を捨てて手だけになりて舞ふ

山口誓子(1901~94)

白扇(はくせん)が夏の季語。扇、扇子、絵扇、絹扇、古扇、扇売、末広なども同意の季語です。
扇は日本で創作され、万葉のころから儀式や舞に欠かせぬものでした。時代が変わってからは、竹の骨に紙や絹を張ってあおぎ、涼風を入れる道具になって季節を表すようになりました。
その上、扇の面に書画を描くようになり、芸術性が一段と高まるようになり、開いた形から「末広」、蝙蝠の羽を参考に「かわほり」という異名もあります。
この句は、舞を踊っている最中に、扇を捨てて手だけで踊っている気迫の様子を活写しています。
わたしの使っている扇子2本は、保険屋さんにもらったものです。重宝しています。
作者やまぐち・せいしの紹介は、2005年1月24日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・W杯サッカー決勝リーグ、格闘技の様相を呈しています。

投稿者 m-staff : 2010年06月27日 09:56

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