[2010年07月01日]

梅雨晴るる家畜のにほひ土に染む

相馬遷子(1908~76)

梅雨晴るが夏の季語。梅雨晴、梅雨晴間、梅雨の晴、五月晴も同意の季語です。
梅雨晴るは、梅雨が明けて晴れることと梅雨の間の一時的な晴れを意味しますが、語感からは梅雨の間の晴れのほうがぴったりしますね。
この句を見て、5月から6月にかけての牛や豚の受難のことを思い出しました。
宮崎県の家畜の口てい疫は、約27万頭を殺処分し、ようやく封じ込めが成功したようですね。新たな被害が起きないようにみんなで祈りましょう。
この句からは、雨が長い間降り続いて、にわかに晴れたときに、家畜の匂いが土からのぼってくる生々しい様子がわかります。
作者そうま・せんしの紹介は、2005年5月2日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2010年07月01日 10:31

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