[2010年07月08日]

万緑のおのれ亡き世のごときかな

岸田稚魚(1918~88)

万緑(ばんりょく)が夏の季語。
中国の王安石の「万緑叢中紅一点」がよく知られていて、その中の「万緑」を中村草田男が始めて使い、次の作例によって定着することとなりました。
万緑の中や吾子の歯生え初むる 草田男
万緑は、夏の盛りのいっぱいの草木の緑をいいます。夏の大地にみなぎるような生命の表現としてよく使われるようになりました。
この句の作者は、長い間、闘病生活を強いられる中で、自分が亡くなったあとの世の中は、きっと万物が勢いを増して隆々としていることでしょう、と望んでいます。
作者きしだ・ちぎょの紹介は、2005年7月1日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)
・サッカーでスペインはドイツより一日の長あり。ドイツの消極的な姿勢ばかりが目立ちました。スペインにうまくあしらわれたという感じ。

投稿者 m-staff : 2010年07月08日 09:23

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