[2010年07月24日]

乳房灼いて漁婦一生の影嘆く

秋元不死男(1901~77)

灼いてが夏の季語。灼く、熱砂、熱風、炎熱なども同意の季語です。
灼くというのは、真夏の盛りの太陽の激しい熱をいいます。この季語は、昭和初期から使われたと言われています。焼くではなくて「灼く」としたところに新鮮な感覚が込められていますね。
この句は、灼くを題材に海女さんを言葉で写し取った様子がうかがえます。乳房で「どっきり」して、漁婦一生で「はっきり」して、影嘆くで「すっきり」しました。迫力がありますね。
それにより深い味わいのある句に仕上がっています。
作者あきもと・ふじおの紹介は、2005年4月24日を参照。
(出典:角川書店編「合本俳句歳時記第三版」、2003年刊)
・野球のオールスター第1戦、勝負にこだわって面白かった。

投稿者 m-staff : 2010年07月24日 10:23

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