[2010年08月07日]

秋立つやこつこつと越す跨線橋

大野林火(1904~82)

秋立つが秋の季語。立秋、今朝の秋、今日の秋、秋来る、秋に入るなども同意の季語です。
暦の上で今日から秋です。24節気のひとつで秋の気が始めて立つ日です。
さて、人は何に秋を感ずるのでしょうね。この作者は、鉄道の線路を跨いでいる跨線橋の上をこつこつと人の歩いている姿や音に秋を感じています。夏場や冬であったら決してそのような感覚を持つ事は無いでしょう。そこが俳句の面白いところですね。
「こつこつ」、「越す」、「跨線橋」と「こ音」のリズムがいいですね。
●田中先生のお墓参りに行ってきます。それにしても暑い。
作者おおの・りんかの紹介は、2005年6月13日を参照。
(出典:平井照敏編「新歳時記」河出文庫、1989年刊)

投稿者 m-staff : 2010年08月07日 09:43

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